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いい姿勢とは?


姿勢チェックこのコラムを読んでいる方、あるいはこのホームページを訪問された方は、すくなからずご自身の姿勢が気になったことがあるのではないでしょうか。

肩こりや腰痛に苦しんだり、写真をみて自分の姿勢の悪さに気づいたりすると、普段の姿勢が本当に正しいのか、だれかに見てもらいたくなるものです。

そこで、今回は正しい姿勢について考えてみたいと思います。

アレクサンダーテクニック


自分でできる正しい姿勢を意識するための手段として、アレクサンダーテクニックをご紹介します。

このテクニックは自分の身体感覚を意識し、自ら正しい姿勢を身につけるつけるためのものです。

貧しい舞台俳優だったアレクサンダ‐が発見したこの方法は、 ノーベル医学生理学賞を授賞したニコラス・ティンバーゲンにも絶賛されたとのこと。アレクサンダー

また医療的にもきわめて有効であるという、多くの医師の支持もあります。

アレクサンダーは、声が時々でなくなるという舞台俳優にとって致命的な障害に悩まされ続け、ついに舞台の上で声を失うことになりました。

そこで、彼はその原因を見つけるために、舞台の上での自分の体の使い方を詳しく調べ始めました。

そして見つけたのが、なにかの動作につけていつもきまって「初めに少しあごをつきあげる」という癖でした。

その動作が後頭下部の頸筋(首の後ろの筋肉)の緊張をもたらし、ある一連のパターンで全身の筋肉の緊張に影響を与えているということを発見しました。

こうした無意識のパターンがいつも全身の自然な動きを乱し、結果的に声帯を圧迫し呼吸のしかたまで狂わせていることがわかりました。

原因を見つけた彼は、こうした無意識的な動きを改善するためにこれまで意識することなかった運動の感覚を意識上に呼び起こし、意識的に良くない動きを無くそうと努めたのです。

方法は簡単。
アレクサンダーテクニック
どんな動作の時でもまず初めに軽くあごを引き、頭を上に引き離すようにして(つむじから吊られるイメージ)、体を頭についていくようにすることです。

こうして生まれたのが、アレクサンダー・テクニックです。

彼はこの方法で自分の声を取り戻しただけでなく、世界中の人々にはかりしれない恩恵を与えることになったのです。
(「アレキサンダー式姿勢術」より)

アレクサンダーテクニックによると、顎を軽く引いて、首の後ろの筋肉がリラックスできていることが重要であると説いています。

逆にいうと、猫背になって顎を突き出したような姿勢は、首の後ろの筋肉を緊張させるので、アレクサンダーテクニックとしてはNGの姿勢ということになるのです。

アレクサンダーテクニックアレクサンダーテクニック

日本でも姿勢計測法としていろいろな方法が考案されてきました。

その中で、国立身体障害者リハビリテーションセンター総長の津山氏は、よい姿勢について、下記のように記述しています。

「姿勢の良否を決定するもっとも大きな因子は、あごを引いて首すじをのばした頸椎前彎の減少と肩を後方にひいて胸を張ることであり、これが無意識に行われている状態に習慣づけることがいわゆる良い姿勢を作ることであると言える。」

この考え方は、アレクサンダーテクニックにも通じそうです。

身体の中心


前回ご紹介したアレクサンダー・テクニックでは、身体の運動の中心がかなり上位にあります。

すなわち、すべての動作で頭をからだからひきはなすようにすっと持ちあげ、からだがその動きについていくようにするので、運動の中心が自然に後頭骨の下あたりにくることになります。

ところで、身体の重心は第二仙椎の前方(おへその少ししたあたり)に位置しており、そのためか東洋では古代より下腹部の臍下(せいか)丹田に意識をおろし、背筋をのばす方法がとられています。

臍下丹田

重いものを持ち上げるとき等、肩や腕に力をいれるより、おへその下あたりに力を入れたほうが楽に持ち上がる経験をしたことがあるかたも多いはず。

この東洋的な方法は身体の安定性、すばやくどのような動作体勢にでも移れる機敏性、そして最大の力を発揮できる特徴があります。

操体法という健康法を確立した医師の橋本敬三氏は次のように述べています。


各種の動作に手や足がまず先に出る。
意識が目的物に吸い寄せられているのである。
しかし、このように体の末節がまず動作を起こすことは全体の平均を破って重心を傾けてしまうことになるのである。
すなわち、体(たい)が崩れるのである。

体の運動動作というものは、すべて中心に要約せらるべきもので、かくしてこそ力は平均せられ、疲労も一様に分配せらるる

故に、能率が上がるのである。
古来、日本の武術・芸道の型は皆ここに集中されていることはすばらしいことだ。
手足よりも体が先に動くこと。
手足を体から離して使用しないこと。・・・(略)

いかなる動作であつても、屈すれば伸びる例があり、前進せしめればその反作用として後退の力がはいる部分がある。
各動作はそれぞれの関節部を支点として作用・反作用の力が分解されるので、はじめて結果としての力が発揮されるのである。
であるから体の中心がこの基本支点となったとき、全体的に力が入り、全体的に力が脱ける。

すなわち、一番能率があがることはうなずかれるのであって、全身の中心を中心として使用しないときには、抹消部に中心ができ、全体としてはバランスが崩れてくるのであるしそして疲労が遍在し、力が抜けきれず、凝結が生ずることとなる:・・・(略)・・・

されば万般の技術のこつを得ることとは、動作にあたり、全体の重心を体の中心に保つ体勢を獲得するときに達せられるのである。・・・・」
(「生体の歪みを正す」より)

身体の中心を一本の重力線で貫くよう、丹田を中心として、頭、肩、みぞおち、膝が一本のライン上にくると、脊柱が伸びて気道が開き、横隔膜の自然な運動により楽な呼吸ができることがわかります。

重心軸

古来から日本人が「いい姿勢」としてしてきたのは、このような姿勢なのです。

腰の湾曲(前弯)


600万年前に人類の祖先とチンパンジーは進化において枝分かれした、と言われています。

骨盤といわれる部分は、寛骨と仙骨という骨でつくられています。

チンパンジー等の猿の仲間の骨盤は、寛骨が縦に長く、仙骨だけでなく腰の骨の下から2番目までつながり、腰と骨盤が固定されています。

骨盤

すなわち、腰と骨盤に境目がなく、腰を前方に反る、いわゆる「前湾」ができない構造になっています。

他方、人類の場合は寛骨が短く、仙骨にしかつながっていません。

したがって、腰と仙骨の間に境目ができるので、ここを基点に腰を前方に反ることができるようになっています。

この結果人類は立位及び二足歩行が可能となった、と言われています。

うまれたばかりの赤ちゃんは、C字型の背骨をしています。

お母さんのおなかの中で、まるまったままの背骨の形をしているからです。

やがて、はいはいをして前方を見るようになると、首の前湾(前方への反り)ができてきます。

はいはいをしながら周りの状況がみえるようにするためです。

立って歩けるようになると、腰の前湾もできてきます。

このことによって、より遠くが見えるようになるだけでなく、頭の重さを背骨全体で負荷分散しつつ、最大限の可動性が生まれるようになります。

c字カーブ

つまり、人類の進化と同じく二足歩行ができるようになるためには、腰の前湾が必要なのですね。

しかしながら、現代のようにあまり歩かず、デスクワーク中心の生活をしていると、人間が本来ある首や腰の前湾が失われるようになります。

首や腰の湾曲がうしなわれると、背中が丸くなり、肩こり・腰痛の原因となります。

また、背骨を通っている自律神経が圧迫され、内臓機能が低下することにもつながります。

腰の前弯

まとめ


いい姿勢をするには以下の3点に気をつけるとよさそうです。
・あごを引き、後頭骨と首を引き離すようにする。

・腰を前方へ反らせる(前湾)

・重いものを持ち上げるときは丹田(へそより指3本下くらい)に気をためるイメージ。このとき、腰をまげるのではなく膝をまげて、腰の前への反りを失わないようにする。
長時間のデスクワーク等では、どうしても腰が丸まって顎があがってしまいがちになります。

30分に一度でよいので上記のいい姿勢を意識してみてはいかがでしょうか。

慢性の肩こり、腰痛から解放されるだけでなく、心身ともに気力が充実していくのを感じることができるでしょう。

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