骨盤はなんでゆがむの?


骨盤矯正・「骨盤矯正」という言葉をよく耳にするようになりました。

・そもそも骨盤とは、どのような構造をしているのでしょうか?

・骨盤は身体の中心に位置し、上は背骨・下は股関節につながっています。

・そして、腸や子宮等の内臓を包み込むような形をしており「仙骨(せんこつ)・腸骨(ちょうこつ)・坐骨(ざこつ)・恥骨(ちこつ)」の4つの骨で成り立っています。

・全身を支える土台の役割をしており、骨盤は上半身と下半身をつなぐ要(かなめ)の存在なのです。
仙腸関節
・上半身を支える「仙骨」と下半身を支える「腸骨」をつなぐのは、骨盤を構成する「仙腸(せんちょう)関節」です。

・この仙腸関節は筋肉と靭帯の力だけで支えられており、非常に不安定でゆがみやすい関節といえます。

・女性は妊娠・出産の関係上、骨盤が男性よりも幅広で開きやすい構造なので、男性よりもゆがみやすい傾向にあります。

・特に月経や出産等によるホルモンバランスの変化や、筋力不足からくる骨盤のゆがみによって、腰痛・肩こり・股関節痛・膝痛・冷え性・むくみ等の症状に悩まされている方が多くみられます。

・また、近年のマラソンブームなどで、膝関節の内側を痛める方(鵞足(がそく)炎)がおられます。

・このような症状を訴える場合も、骨盤がゆがんでいるケースが多々あります。

・骨盤がゆがんだままだと、適切に体重が分散されず、特定の部分に負担が集中してしまうからです。

産後の骨盤矯正って?


産後の骨盤矯正の効果

産後の骨盤矯正には大きく三つの効果があります。

check産後の疲労回復
出産によるダメージから早期に回復します

check産後の体形を整える
骨盤のゆがみをリセットすることで全身が引き締まり、疲れにくい体になります

check体質を改善して「より健康で、よりキレイに
実は、ホルモンバランスや骨格まで変わる産後は、体質改善のチャンス!

血液・リンパの循環を改善します

産後のケアの時期

産後、お母さんのカラダは大きく3段階で変化します。

それぞれの状態にあわせて適切なケアが必要です。

産後ケア

姿勢矯正・骨盤矯正の実際

当院の姿勢・骨盤の矯正は、下記の3つのポイントからアプローチします。

カイロプラクティック・バイオ・フィジックス(CBP)という姿勢矯正・骨盤矯正に特化したカイロプラクティック理論に基づいています。

CBPロゴ
姿勢矯正
(1回の施術前後の効果)

1.筋肉のバランスを整える

全身の筋肉のバランスを整えることによって、姿勢矯正・骨盤矯正がしやすくなります。

筋力

2.靭帯へのアプローチ

正しい背骨のカーブを取り戻すため、骨格を支えている靭帯にアプローチします。

硬くなっている靭帯の柔軟性を取り戻します。

患者さん自身の体重を利用し無理に伸ばすようなことはないので、身体を痛める心配は全くありません。

CBP矯正

3.姿勢細胞へのアプローチ

人体には「筋紡錘(きんぼうすい)」や「腱紡錘(けんぼうすい)」とよばれる、関節や靭帯の伸び過ぎを防いだり、身体の位置情報を脳に伝える「GPS」のような役割をする細胞があります。
CBPトリートメント
上部頚椎(首の上部)、中部胸椎(背中の骨)、仙腸関節(骨盤を構成する関節)に、このような機能をもつ細胞が集中しています。

これらの細胞に働きかけることで、身体に無理なく自然に「いい姿勢」がとれるよう調整を行います。

(豆知識)
姿勢維持脳の働きの90%は、無意識の姿勢の維持に使われているといわれています。(姿勢細胞の働き)

この働きによって、たとえ目をつぶっていても立っていられるのです。


姿勢矯正・骨盤矯正 実際の施術


問診風景・当院では最初に、骨盤のゆがみの箇所を各種検査で特定します。

・そして、姿勢矯正、骨盤矯正をスムースにおこなうため、骨盤を支える筋肉をほぐします。

・次に、骨盤矯正のためのカイロプラクティックテクニックを、症状にあわせて適用します。

・患者さんの症状によっては、自律神経にアプローチするテクニック(オステオパシー)も組み合わせて根本治癒を目指します。

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関連トピック


骨盤のしくみと構造について

背骨
そもそも骨盤はなぜ歪んでしまうのでしょうか。

それは、人間が2足歩行を始めたことに大きな原因があるようです。

今回は、なるべくわかりやすく骨盤のゆがみの原因についてお話しします。








骨盤の構造


人間の背骨は、頸椎(首の骨)が7個、胸椎(背中の骨)が12個、腰椎(腰の骨)が5個で構成されています。

背骨の一番下を仙骨が支えています。

仙骨はもともと5個バラバラであったものが、思春期に癒合(ゆごう)して(くっついて)、骨盤に結合しています。

骨盤の中でも、尾骨(尾てい骨)は女性には特に重要で、産道の出口に位置します。骨盤

男性は尾骨が内側にカーブしていますが、女性は直線的で産道が広く取れるようになっています。



骨盤のかたち

骨盤
骨盤の形は四つ足の動物では筒状であるのに対し、ヒトは壺状(下がすぼまった状態)になっています。

ヒトは二足歩行をするために、骨盤の上部は横幅が広く、下部は前後に長くなっていています

骨盤の下部は骨盤底筋でふさがれています。

これが、人間が難産しやすい理由です。

胎児は妊娠中、骨盤内を横向きで寝ていて、出産のときは首の弯曲(カーブ)を利用して回転し、頭から「肛門をなめるように」出てきます。

姿勢の重要性


骨盤がゆがまないようにするには姿勢をよくすることが重要です。

骨盤がゆがむと、内臓にムリがかかり内臓疾患になりやすくなります。

また、骨盤がゆがむと背骨を構成する椎骨(ついこつ)も、それにに対応して変形します。
椎間板
背骨が変形して神経に触れるとしびれや痛みがでます

椎骨が正しい位置にあるかどうかを調べるため、経験のある整体師・カイロプラクティックフィジシャンは、椎骨の棘突起(きょくとっき)を触診します。
棘突起
触診で検査するのは、レントゲン写真を撮って見てもわからないほどの微妙なユガミです。

指先の感覚が背骨ユガミを見るには最も優れているからです。

指先は触覚が集中していて敏感なのです。


人間の進化はストップしている?


現代人の骨盤のゆがみの多くは、歩かなくなったことに起因しています。

ヒトが四つ足動物から二足歩行に進化して直立歩行を完成させるには、歩くことがとても重要でした。

背骨は歩くことによって、正しいS字カーブを完成させるからです。

車社会、デスクワーク中心の世の中になって、この進化はストップしてしまいました。

猫背このSカーブが失われ、直線的な背骨になると、体重を直接腰や骨盤で支えなければなりません。

S字カーブがあることで、上半身の重量は、前後に分散され、骨盤にかかる重さは本来の1/10に減っています

もし、背骨がまっすぐになったら、骨盤は2倍以上の体積が必要になるといわれています。

2倍の骨盤を維持するためには、エネルギーがたくさん必要になります。

それに伴い、心臓、肺、肝臓、筋肉などの器官も対応して大きくならなくてはなりません。

このように身体が大きくなってしまうと、敏捷でしなやかで、微妙な動きはできません。

ヒトは背骨に独特のS字カーブをつけて、敏捷でスマートに動けるよう進化したのです。ウォーキング

つまり、骨盤のゆがみを矯正する一番のおススメエクサイサイズは「歩くこと」ということになります。






現代病は退化の兆し?


年々私たちの身の回りの生活は改善され、人間工学も発達し、長時間座っても疲れないような家具やオフィス用品に囲まれるようになりました。

交通も発達して、長い時間歩いたり、重いものを運んだりせずに生活できるようにもなりました。
肩こり腰痛
しかしながら肩こり・腰痛等に悩む人は年々増加しているようです。

いまでは子供たちが肩こりや頭痛を訴えます。

当院のような整体院やカイロプラクティック治療院に通う中学生・高校生も珍しくありません。

一昔前では考えられないことです。

理由の一つとして考えられるのが、筋力の低下です。
いい姿勢
これは、重いものを持ち上げるような筋力の話しではなく、姿勢を維持するための筋力のことです。

前述した通り、ヒトはS字カーブを獲得したことで、重力に抵抗できるように進化しました。

しかし昨今は、背骨周囲にある筋肉が減退したり、悪い姿勢を長時間続けることで、十分に陸上の重力に対応できなくなってきていると考えられます。

また、立って歩きまわるより座って過ごす時間が長くなったことで、祖先が作りあげてきたゆるやかなS字カーブが減少し、背中のカーブのみ大きくなったいわゆる「猫背」が増えてきています。

退化の兆しこれは、あきらかに「退化」とよべるでしょう。

猫背に代表される背骨のC字カーブは、祖先が海から上陸したときの姿勢(両生類)に近い姿勢です。

猫背がひどくなると、自律神経のうち、「交感神経」が刺激されます。

交感神経とは、身体を興奮させ仕事や学習・運動等に集中して取り組めるようにする神経です。

交感神経の逆の働きをするのが副交感神経で、この神経は身体をリラックスさせる役割があります。肩こり

交感神経が過度に刺激されると、夜型の生活、寝不足、気分の移り変わり、気性の変化、落ち着きの欠如、集中力の低下を招きます。

副交感神経も抑制されリラックスできなくなるので、自律神経のバランスも崩れてしまいます。

つまり、姿勢が悪くなると、肩こりや腰痛だけでなく、自律神経症状にも悩まされることになるということです。

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仙腸関節について

仙腸関節
仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節はご存知ですか。

仙腸関節というのは、骨盤にある関節で、骨盤を構成する仙骨と腸骨をつないでいるので、仙腸関節と呼ばれています。

仙骨は、頸椎(首の骨)~胸椎(背中の骨)~腰椎(腰の骨)という背骨をつなぐラインの終点であり、腸骨は大腿骨などの下半身につながるラインの始点となるので、上半身と下半身をつなぐ関節とも言われています。

仙腸関節の主な役割として、二足歩行をサポートするということがあります。
ジャイロスコープ
歩行時の下半身の骨盤の揺れが、上半身の背骨に直接伝わることを防ぐため、ジャイロスコープのように、上半身と下半身のカウンターモーション(上半身と下半身が逆の方向に動くことで、体の軸がずれないようにする)を担うはたきをしています。

また、この関節は上半身の体重を支持しなければならないので、過度に動きすぎないよう、腱や靭帯等でしっかり可動制限もなされています。

つまり、仙腸関節は歩行時には複雑な動きを強いらるため、自由円滑な動きができなければならないにもかかわらず、同時に、上半身の体重を支持しなければならないため、堅固性あるいは強靭性をも兼ね備えていなければならないのです。

このように、仙腸関節は、相反する二つの機能を持つ関節ということになります。

仙腸関節の形は人によって違う?


この関節の特徴の一つに、関節の形が、人によってことなるということがあります。
仙腸関節関節面
年齢そして個人間の生活習慣の相違が、関節面の形状に大きく反映するようです。

幼児が歩き始めることにより、仙腸関節は、より運動に適した形に発達していくのです。

もともと、人間が直立姿勢を獲得したことにともない、腰椎(腰の骨)の前弯(前への湾曲)が発達し、仙腸関節の関節面は垂直方向から水平方向へ変化してきました。

また、人種による違いも大きいようです。

黒人など、狩猟等で長距離を移動するような民族の仙腸関節面は、横に寝ているような水平に近い形になっています。

いわゆるヒップアップした形ですね。

逆に日本人に代表される農耕民族の関節面は垂直に近い形になっているようです。
デスクワーク
また、現代の長時間の座位姿勢での生活によって、より日本人の背骨はまっすぐで湾曲がすくなくなってきており、関節面が垂直になる傾向はますます強まっているようです。







仙腸関節はうごかない?


この仙腸関節ですが、西暦2000年くらいまでは不動関節といわれていました。
背骨
不動関節とは、動きがない関節のことです。

なぜ不動関節と言われてきたのか、その原因について、千葉大学の解剖学の先生にお聞きしたことがあります。

この関節はもともと多くの靭帯や筋肉に覆われていて、そもそも解剖自体が難しいとのことでした。

また、死後しばらくたってしまうと、この関節周囲の筋肉や腱、靭帯等の軟部組織が硬直してしまうため、あたかも関節自体に可動性がないようにみえてしまうとのことでした。

このような仙腸関節ですが、カイロプラクティックや整体の世界では、昔からその可動性を認めており、この関節の矯正の技術も発達してきました。

この関節がゆがむと、上半身と下半身で非対称的で不合理な運動を強いられることになるため、構造的に弱い部分や動きの激しいところに無理がかかり、その部位に障害を引き起こすからです。

つまり、仙腸関節がゆがむと、腰や股関節や膝関節等への負担が増加し、肩こりや腰痛などの痛みや運動障害が起こりやすくなるのです。肩こり腰痛

また、この関節の可動性が亢進(関節がルーズになり、動きすぎてしまうこと)してしまうと、ぎっくり腰になる場合もあります。

また、たとえ仙腸関節が原因であっても、この部位に痛みとなってあらわれることは少なく、臀部の痛みや、股関節の痛み、膝の痛み、時には肩こりや坐骨神経痛となってあらわれることが一般的です。

整体・カイロプラクティックによる施術の実際

仙腸関節の矯正
この仙腸関節の矯正技術は、個人個人関節の形が違うためむずかしいといわれています。

また、カイロの学校でも仙腸関節の矯正は技術的に難易度が高いため、年度末に教えることが多いです。

結果として、この技術を練習する時間がすくなくなるので、マスターしている人は少ないのです。

しかしながら、この関節を矯正することで、骨盤周りの神経圧迫を解放することが可能になり、腰痛や股関節痛、膝痛だけでなく、自律神経の乱れ、冷え症、肩こり・坐骨神経痛等にも効果があります。

また、仙腸関節を構成する腸骨は、頭蓋骨のうち蝶形骨(ちょうけいこつ)と連動しているといわれています。

蝶形骨は頭蓋骨の一部を形成していて、左右のこめかみをつないでいる、眼球を乗せている骨のことです。蝶形骨

仙腸関節の歪みによる骨盤の左右のアンバランスは、背骨の歪み、視線の左右のアンバランスへとつながります。

そして、視線の左右のアンバランス調整するため、眼球を乗せている蝶形骨の歪みを引き起こすといわれています。

蝶形骨は、オステオパシー(アメリカの3大手技療法のひとつ)という手技の世界では「キングオブクラニアルボーン(頭蓋骨の王様)」といわれており、頭蓋骨の中でも全身に影響を及ぼす、もっとも重要な骨のひとつと位置付けられています。オステオパシー

この骨には、脳下垂体と呼ばれる器官もはまり込んでいて、身体のホルモンバランスを整える役割を果たしているからです。

つまり、骨盤のゆがみを整えるには、骨盤そのものの矯正だけでなく、蝶形骨という頭蓋骨を構成する骨にもアプローチすることが時に必要となることがあるということです。

カイロ鉄庵(くろがねあん)では、お客様の症状にあわせ、最適な施術をご提供することが可能です。

このように全身に影響を及ぼす仙腸関節。

これからも、カイロ鉄庵(くろがねあん)では、カイロプラクティック・整体をベースとした仙腸関節の矯正を通じて、より多くの皆様の健康に貢献していきたいと考えています。

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妊婦さんの腰痛と産後の骨盤矯正


カイロ鉄庵(くろがねあん)には、妊婦の患者さんも多数ご来院いただいております。肩こり腰痛

妊婦さんも施術可能な専用のベッドがあるので、HPをご覧いただきお越くださっています。

妊婦さんの症状としては、腰痛や肩こり、頚(くび)痛を訴えられるケースが多いです。

今回は妊婦さんがなぜ腰痛になりやすいのか、その原因について考えてみたいと思います。

妊婦さんの腰痛の原因は反り腰?


一般的に、妊娠期の腰痛はおなかの重みを支えるために、腰が過剰に反る(そる)ことによって起こるものと思われています。

おなかが大きくなることによって、腰の骨が前にひっぱられて、腰が反りすぎることが腰痛の原因だという理屈ですね。
猫背
頭の中では理解できるのですが、実際に妊婦さんを検査すると、腰痛の患者さんが腰を反りすぎているというケースにほとんどお目にかかることはありません。

むしろ腰が丸くなって、頭が前方に移動し、顎が前に出るような「猫背」の姿勢でいる方のほうが、圧倒的に多いです。

妊娠後期の妊婦さんに立っていただくと、前方へ傾きがちなおなかの重みを支えようとして、かかと重心になります。(イラスト参照)
妊婦
その分、お尻が若干前にでて、背中が後方に変位するので、一見腰が反っているようにも見えないことはありません。

ただ、これは腰の反りが大きくなったというより、かかと重心になり、お尻が前、背中が後ろになっただけで、背骨のカーブはむしろ失われています

妊娠後期の腰痛を持つ妊婦さんに共通して言えるのが、背骨がまっすぐで、猫背になりがちで、反り腰とはまったく逆の状態であるということです。

なぜこのような状態になるのでしょうか。

妊娠によって子宮や胎盤、胎児、その他の脂肪組織によって、背骨は前方へひっぱられます。

その結果、背骨のカーブは強調されます。

ただし、妊娠後期になると、子宮は腰の骨より上方にまでひろがることになり、背骨を前方へひっぱる力点は、腰の骨よりずっと上の背中の骨にまで移行するのです。(下図参照)背骨
腰の骨が前方へひっぱられるのであれば腰の反りは大きくなりますが、前方へのひっぱりの力点が上方の背中の骨に移った結果、腰の反りは失われることになるのです。

つまり、胎児が成長し、子宮も大きくなった結果、腰の反りがなくなっていくのですね。

結果として、腰の反りがなくなると、猫背にもなりやすく、肩こりや首の痛みにもつながるということになります。

腰と骨盤をつなぐ「腰仙関節(ようせんかんせつ)」に負荷がかかるので、腰痛にもなります。

加えて、日本の産婦人科院では、妊娠期の安定を解くことが多く、妊婦さんが歩いたり身体を動かしたりする機会も減っているようです。

そうすると、家のソファなどでくつろいでいることが多いので、さらに腰の反りは減少することになります。

また、昨今はスマホやゲーム等が普及しているので、腰がまるくなり、猫背になる傾向が余計に増えているようです。
‌妊婦妊婦
図のように、妊婦さんに腰を反ってくださいとお願いしても、腰ではなく背中を反るようになっています。

ですので、カイロ鉄庵(くろがねあん)では、妊娠中の患者さんには、ゆっくりでよいので、階段を上ったり、大股で歩いたりして、大腰筋というインナーマッスルを鍛え、なるべく腰の反りがなくならないように指導しています。

階段を上ったり、歩いたりすることが怖い妊婦さんには、太ももを大きく上げるような「その場足踏みで」代用していただいています。

ソファのような腰が沈む椅子は、腰の反りが失われやすいので、避けたほうがよいでしょう。

長時間のスマホやゲーム等も、猫背を助長し、腰がまるくなりやすいです。

腰が反れないと難産?


今までは、腰が反れないと腰痛になりやすいということを記述してきました。
難産
実は、それだけではなく、腰が反れないと、難産になりやすいという傾向もあります。

X線がなかった時代の産婦人科医は、出産予定の妊婦の「腰の反り」を評価して、難産を予測していたようです。

出産をするときには、骨盤の下口(出産のときの出口、産道)は、直径が15-17.5cmまで広がります。

このとき、骨盤を構成する仙骨という骨は、うなずき運動をしなければなりません。

この仙骨のうなずき運動に必要なのが、「腰が反った」状態なのです。

通常、腰を反っただけでは、このような仙骨のうなずき運動は起こりません。

しかしながら、分娩時はホルモンの影響により骨盤を支える靭帯が緩むことによって、腰の反りは仙骨のうなずき運動を促し、骨盤の下口、つまり産道を広げるのです。
産道
このとき、骨盤の前方のつなぎ目である、恥骨結合(ちこつけつごう)も臨月の頃から水分を吸収して、左右の恥骨間を広げやすくし、骨盤下口を広げます。

つまり、適度に腰が反れていないと、出産時に骨盤下口(産道)が広がりにくくなり、結果として難産になりやすいということになります。




産後の骨盤矯正はいつやればいいの?

骨盤矯正の時期
いままでは、妊娠中の腰の反りの重要性を記載してきました。

それでは、分娩後、つまり産後の骨盤矯正はいつまでにやれば効果的なのでしょうか。

これは、分娩時のホルモンの影響が持続する期間を考慮にいれることが必要です。

妊娠以降に背中の痛みを訴える患者さんの多くに、恥骨結合の変位が検出されます。

臨月になると、ホルモンの影響で恥骨結合に水分が吸収され、左右の恥骨の間が広がりやすくなることは前述しました。

出産後は、逆にホルモンの影響がなくなり、恥骨は徐々に硬化(水分が抜けていく)していくことになります。

このとき、恥骨結合をはじめとする骨盤の関節がゆがんだままだと、ゆがんだ状態のまま骨盤が固定されることになります。

すると、骨盤だけでなく、背骨にもゆがみを引き起こすことになるのです。

また、出産時のホルモンの影響が完全になくなってしまうと、関節は硬化し、靭帯も緊張するため、産後の骨盤の矯正は時間がかかることになります。

したがって、「分娩時のホルモンが影響している間」に骨盤を矯正すれば、容易にゆがみを解消できるということになります。

分娩時のホルモンに「エストラジオール」という物質があるのですが、分娩24時間後には検出されなくなります。

ただし、恥骨結合を含む各関節は、出産後しばらくはそのホルモンの影響下にあるようです。骨盤矯正

この出産後のホルモンの影響については、だいたい2週間くらいが目安であるとのこと。

したがって、カイロ鉄庵の患者さんには、できれば出産後2週間以内にご来院いただくことで、より効果的に骨盤の矯正ができるとご提案しています。

ただし、生まれたばかりの赤ちゃんを預けたりする先がなかったり、なかなか時間を作ることも難しいようなので、ほとんどの患者さんは出産後しばらくたってからご来院されるケースが多いです。

すくなくとも、出産後6か月以内にはご来院いただくことでより効果的に骨盤を矯正することが可能です。

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骨盤底筋を鍛えて骨盤調整


骨盤は、脊柱をはじめ、頭・肩・腕の骨など上半身を支える土台となっています。

また、骨盤の上に内臓が集まっているため、骨盤の位置が崩れると、猫背や肩こり、お腹ポッコリ、腰痛などの症状がみられるようになります。

骨盤の正しい位置を把握し、骨盤のゆがみの種類とその症状を見ていきましょう。

骨盤ユガミ
★骨盤前傾
反り腰、猫背、大腿が張る

★骨盤後傾
ポッコリお腹、猫背

★骨盤が開く
O脚、猫背、下半身太り

★骨盤の高さが左右違う
背骨の歪み、外反母趾

★骨盤がねじれている
肩こり、腰痛、膝痛

毎日の正しい姿勢が骨盤調整の第一歩


骨盤のゆがみは、毎日、正しく「歩く」「座る」姿勢をとることから直していくことができます。

★正しい歩き方ウォーキング
あごを引く
骨盤からまっすぐ歩く
踵から着地する












★正しい座り方
座り方
坐骨で座り、骨盤を垂直に立てる
深く座る











骨盤底筋を鍛える


骨盤周りの筋肉、特に骨盤を支える骨盤底筋を鍛えることで、骨盤を立てることができます。

簡単なトレーニング方法をご紹介します。
骨盤底筋トレーニング
・仰向けに寝て両膝を立てます。
・息を吐きながら、膣や肛門など、意識しやすいところを引き締めながら、お腹をへこませていきます。
・このとき、腰や背中は床から離さないように注意します。
・一呼吸してから、締めていた部位をリラックスさせます。

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