『塩が泣いている』 美健ガイド社


塩

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今回は「塩」について考えてみたいと思います。

味噌や醤油等”減塩”を売りにした商品が、スーパー等に並んでいます。

一般的に”減塩”は血圧を下げる(高血圧を避ける)効果があるといわれていますが、果たして本当なのでしょうか。

”減塩”により体調が崩れる場合もあるようです。

また、みなさんも熱中症対策で『塩飴』をなめることを勧められたこともあるのでは。

人体にとってなくてはならない「塩」。

今回は効果的な塩分摂取について、考えるきっかけになれば幸いです。

減塩神話

厚生労働省はが2000年に開始した健康作り運動『健康日本21』では、「日本人は塩を摂り過ぎているので、1日10g以下にせよ」との指針がでています。

「国のいうことに間違いはない」として、保健や医療の現場でも”減塩”の大合唱です。

高血圧で医者にかかると、ほぼ間違いなく「減塩しなさい」といわれるでしょう。

ところが、生物学の見地からすると、この世のあらゆる生物にとって「塩」は命の源なのです。

今健康食としての和食が世界的なブーム(無形世界文化遺産)になっていますが、反対に日本人の健康はじわじわと蝕まれているようです。

その原因は、欧米風の食習慣による「脂肪」と「白砂糖」の摂り過ぎがあげられますが、同様に減塩ブームも大きな問題なのです。

塩分=高血圧?

人間は加齢とともに筋肉が減り、筋肉に行く血液量も減少するため、血中のブドウ糖の消費がされにくくなります。

つまり、加齢により血糖値を正常に保つ機能に異常が起きやすくなりますが、それがメタボ、さらには高血圧・高血糖の等の原因になります。

したがって、高血圧の予防には、塩分より糖分の摂り過ぎに注意すべきなのです。

特に、清涼飲料水や菓子等に含まれる「果糖」は、メタボから高血圧へとつながる危険因子といわれています。

日本肥満学会でも「高果糖シロップのように、果糖を直接取り込むと肥満や糖・脂質・尿酸の代謝異常高血圧とメタボの症状になりやすい」と指摘しています。

果糖はブドウ糖のように、満腹中枢に働いて食べ過ぎを防ぐ働きがないため、食欲が減少しないのです。

では、なぜ減塩が大事といわれるのでしょうか。

この論理的根拠は、1953年アメリカ高血圧学者のメーネリー博士の実験結果にさかのぼります。

この実験は、10匹のネズミの餌に、通常の20倍の塩を加え、さらに飲み水にも1%の塩を入れて飲ませ、6か月飼育するというものでした。

その結果、半年後には10匹のうち4匹が高血圧になり、この結果をもって「塩=高血圧の原因」となったのです。

しかしながら、この実験は通常の20倍もの塩分摂取という異常な条件のもとで、なおかつ、10匹のうち6匹は血圧に変化がなかったということで、高血圧が塩分の過剰摂取が原因と結論付けるには性急すぎるようです。

また、1960年にアメリカのダール博士も、日本に高血圧症が多いことに注目して、東北地方と九州地方を対象に、食塩の摂取量と高血圧症の発生率の関係を調べました。

その結果、1日平均27-28gの塩分を摂取していた東北の方が、1日平均14gの吸収よりも、高血圧が多いと結論付けました。

この論文の発表が『塩=高血圧』の神話が独り歩きする原因となりました。

本来、東北のような寒い地域では、人間の身体は自然と血圧が高くなります。

血圧を上げて、血液循環を良くすることによって寒さをしのごうとするためです。

また、ダール博士は、同じような塩分摂取をしていても、高血圧が多い地域と少ない地域があることも見逃していたようです。

世界的には「インターソルトスタディ」という調査が1988年に行われ、32か国52の地域で約1万人を対象に本格的な大規模調査が行われました。

この調査の結果は「塩だけを減らしてもほとんどの人の血圧はさがらない」というもので、現在の世界的な基準となっています。

塩分の摂取に関しては、十分に水をのんで、ちゃんとおしっこがでていれば大丈夫なようです。

塩分が不足すると?

「日本人は塩分の摂り過ぎで欧米並みに減塩するべき」と言われますが、そもそも、日本と欧米では体質も気候も食習慣も違います。

高温多湿な日本では、欧米よりもよく汗をかきます。

また、欧米の食事は動物性のものが多いですが、日本は植物性が基本です。

肉類にはもともとナトリウムが多く含まれており、肉食中心でいる限り塩を多く摂る必要はないのです。

昨今の『減塩神話』の弊害で以下のような症状を訴える人が増えてきています。

1.新陳代謝の衰え

怪我が治りにくい、肌のつやがなくなる

2.食欲の減退

体力の低下、吐き気、下痢、便秘等の胃腸障害

3.筋肉疲労

反応の鈍化、足腰の痛み、筋肉痛、けいれん

4.心臓機能の低下

血圧低下による脳梗塞、脳軟化症、老人性痴ほう症

5.腎臓機能の低下

尿の中に出した塩分を再吸収しようとして、過労状態を引き起こし、腎臓機能を低下する

6.熱中症

大量の汗をかいているにも関わらず、水分だけを補給した場合に、体内の塩分や水分が著しく不足して起こる症状

男性は、倦怠感や脱力感に襲われやる気がでなくなり、女性は冷え症、不妊症が多くなり出生率が低下します。

いい塩、悪い塩

塩は人体にとってなくてはならないものですが、摂り過ぎはよくありません。

適切な量の「正しい塩」を摂取することが重要です。

現在多く流通している「化学塩」は工業型製塩の代表で、にがりがほとんど含まれない高純度のNaClであり、いわば薬に近いものです。

「自然塩」との違いは、精製過程でビタミンやミネラルが失われてしまうことにあります。

その結果、ナトリウムの単独摂取となり、体液のミネラルバランスが崩れてしまい、さまざまの弊害を引き起こすと考えられています。

ミネラルはカラダの中で連携して働くので、バランスが重要なのです。

本来の塩はナトリウムだけでなく、カリウム、カルシウム、マグネシウム等バランスのとれたミネラルの集合体であり、逆に血圧を安定させるという説もあります。

効果的な塩分摂取方法

ではどうやって「自然塩」を適量摂取すればよいのでしょうか。

そのヒントは、何百年も伝統があり、世界が認めている「和食」の基本を毎日の食事に取り入れることです。

ジャコ等の小魚・昆布・しいたけの出汁・味噌・海藻・根菜等を味噌汁等で効果的に摂取することです。

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私も主食を玄米にして、味噌汁や大豆、青魚を中心とした食生活をするようになって、体調がよくなったように感じます。

皆様もぜひ、食生活を見直して、いい塩を摂取していただき、元気で疲れにくいからだをゲットしましょう♪

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