『うつでもいいじゃないか』 美健ガイド社


うつうつ

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現代は「うつの時代」とよばれています。

厚生労働省によると、精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、平成8年には218.1万人でしたが、平成23年には320万人を超えているとのことです。

15年間で、約1.5倍に増えたことになります。

そういえば、最近心療内科等の治療院が増えたと思いませんか。

精神科・診療内科に従事する医師の数も、平成8年には2万人であったのに、平成20年には2万9千人に増えたとのことです。

こちらも12年間で、約1.4倍に増えたことになるので、精神疾患に罹っている患者数とぼぼ比例して増加しているようです。

うつ病の自覚があっても、医療機関を受診しないひと等もいるので、一説には日本のうつ患者予備群は1,000万人にものぼるといわれています。

このように、近年クローズアップされるうつ病ですが、なぜこのように患者数が増え続けているのでしょうか。

この本では、「なぜうつになるのか」、「うつになりやすい人はどんなひと」という、うつ病の原因にフォーカスしています。

なお、この本の下巻で、うつにならないための方法論等が記載されるようです。

うつの原因は?

現代のうつ病の多くは、「失体感」に原因があるそうです。

「失体感」とは体の感覚を失った状態です。

これは自律神経のバランスが崩れた状態を意味しています。

このコラムでも何回かご紹介させていただきましたが、「自律神経」は、血管やリンパ、内臓等意志と関係なく自律的に働いている組織に分布している神経です。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類に分かれており、生命活動の維持・調整を行っています。

このうち、「交感神経」は主に日中優位になり、生命活動を高めて、体が活発に行動できるようにします。

他方「副交感神経」は夕方〜夜中にかけて優位になり、生命活動を抑制して、体を休め疲れた体を補修する役割を果たします。

これらの神経は、正常であれば約12時間周期で、神経優位をバトンタッチします。

ですが、さまざまな要因で体を休める時間が減ってくると、交感神経優位な状態がながくつづき自律神経のバランスが崩れ始めます。

うつになりやすい人って?


自律神経を崩す人は、なんとしても頑張らなければならない状況が続くことで、疲労や不調に鈍感になっていきます。

すると、「失体感」にいたり、たまりにたまった疲労と不調が限界に達するとランナーズハイの状態になります。

このような状態は、失体感の最高潮です。

疲労や不調を感じにくいうえ、ハイテンションになっているのでいくらでも無理がきくように感じます。

このとき、人生でもっとも充実感、達成感を感じる方も多くおられるようです。

ただし、このような状況は長続きしません。

やがて、高揚感は崩れ、思うように頑張れなくなり、それにともなって心のバランスも崩れてきます。

そして、最終的にうつ病を発症してしまうのです。

うつは、限界を超えた体にブレーキをかけるための「脳からのサイン」と考えることもできます。

なお、個人差はありますが、がむしゃらに頑張れる期間は5−6年周期とのことで、うつ病を発症しては休んでという悪循環を繰り返すこともあります。

このような悪循環を繰り返すのは、早く治りたい、早くあの頃に戻りたいという焦りがあるようです

しかし、たまりにたまった疲労や不調は2,3か月休んだくらいでは取り除けないとのこと。

うつ病にかかった方の場合、まず体を休め疲れを取り除くことが重要です。

また、自律神経整えるためにもっとも重要なのは「睡眠」とのこと。

うつ病の方の多くは、交感神経が優位になっているので、夜も神経が休まらず、不眠症になってます。

セルフチェック

・徹夜や残業がつづいても疲れを感じなくなった
・休日もほとんど休まず、スケジュールでいっぱいにしている
・冷たいものをよく飲む・食べるようになった
・食欲がない。ご飯がまずい。または、どか食い、夜によく食べるようになった
・いつもシャワーですませる。湯船にはいるとのぼせる
・午前中はだるい。夕方になるとテンションがあがる
・高揚感がなくなると、疲れを感じる
・布団に入ってもあれこれ考えてしまう
・眠るのがもったいないと感じる
・少々のころからあった体の不調が気にならなくなった。

心と体はつながっている?

うつを治すために仕事をやすんだりすると、逆に体調が悪くなったように感じることがあるようです。

寒気、肩や腰がいたい、のどやお腹の調子がわるい等。。。

これは、自律神経のバランスが整ってきた証拠であるということです。

というのも、うつになる前は、頑張りすぎで身体の不調を感じられなくなっています。

これが、いわゆる「失体感」の状態で、このような状態では身体からのサインを感じることができないのです。

うつになる前も、身体は寒気・体がガチガチ・肩/腰が痛い・のどやお腹の調子がわるい等の症状を訴えてたはずなのですが、心がそれを感じる余裕がなくなっていたのですね。

身体の不調を感じられるようになったのは、うつから脱出するための「第一段階」と考えた方がよさそうです。

また、失体感から脱し、身体感覚が戻ってくると、溜まっていた疲労とともに、特に幼少期から弱かった体の部分がひどい状態と感じるようです。

たとえば、幼少期にのどが痛くなる等して、よく風邪をひいていた方は、無理をすると、のどが悪化するというように。。。

このような方は、不安や緊張を感じるとさらに気管が狭くなるので、呼吸がはやくなり、不安な気持ちが抑えられなく傾向にあるようです。

臨床心理士の世界では「同じような心の悩みをもっているひとは、同じような身体の不調がある」ことが経験的にいわれているようです。

上記のように「不安」感が強いのは、のど・胸の詰まりの代償であるとのこと。

同様に、

○寂しさ」は腰の痛みの代償

誰かと一緒に痛い、寂しい、注目されたいという感情が強い方は腰が弱い人が多いようです。腰が冷えて痛くなると誰かを頼りたくなるとのこと。

○「ひきこもる」(発想・行動力の欠如)は足の痛みの代償

下半身の血流が悪くなると、階段でつまづいたり、歩くと非常に疲れるとのこと。結果として、外に出るのが億劫になり、新しいことにチャレンジしにくくなるのですね。

○「食べられなくなる・ドカ食いする」は胃の不調の代償

不安感や自分がダメになっていく感覚が強いと、緊張から胃やみぞおちが圧迫され、胃が痛くなり食べられなくなる傾向にあるようです。

しかしながら、失体感によって胃の不調を感じなくなると過食傾向に走る方もいるようです。

また、甘いものやアルコールにむかったり、不快な感情を吹き飛ばそうとして買い物やギャンブルに走るのも、このような方に多いようです。

うつにならない食事

脳は身体の器官のうちのひとつです。

全身のどの器官も、生活習慣によって健康にも不健康にもなりますが、当然、脳も例外ではありません。

お酒や脂肪の摂り過ぎが原因で肝臓が壊れるように、脳を壊してしまう生活習慣があります。

「借金を抱えた」「家族を亡くした」「いじめに遭った」等々、同情されるべき心の病の大きな要因ではあります。

しかしながら、生きていく上でストレスを受けない動物はいません。

同じストレスを受けても抵抗できるような機能が備わっていれば、前向きに生きていくこともできます。

しかしながら、不健康な生活習慣をつづけていると、いざという時に抗ストレス器官が機能せず、心が押しつぶされてしまいます。

また、最近では「特に理由はないのに悲しくなる、生きているのがつらい」という方が増えているようですが、まさに脳の疲労と栄養失調が疑われます。

食べる食材の質は、脳神経細胞やホルモンの質に直結するため、栄養療法が多大な効果を発揮します。

特に以下のような方は、お気をつけください

○心の病気になりやすい食事

・コーヒーがすきで、大量にカフェインを摂取

・甘いものが大好物で、白砂糖の摂取量が多い

・肉や油ものが大好き

・アルコールが好き

・冷たいジュースやアイスクリームが好き

・ダイエットによる偏食

逆に、DHAやレシチン、ビタミンB群、ミネラル類、たんぱく質等は脳に活力を与える栄養素と言われています。

下記のような食事を摂取することで心の病を改善することができるようです。

○心の病気を改善する食事

大豆、いわし・さば・あじ等の青魚、ごま、海藻類、しじみ・あさり、緑黄色野菜

結局は日本の伝統的な食事が私たちの脳も健康にしてくれるのですね。

病院を受診しなくても、生活習慣の見直しで脳を健康にすることができるようです。

心の不調も自分で治すことができるかもしれません。

あせらず、できることから手を付けて、こころの健康もゲットしましょう。

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