武蔵小杉・中原区の整体なら肩こり・腰痛・骨盤矯正のカイロ鉄庵(くろがねあん) > 不定期健康コラム> 自然治癒力を高めるには?

目次


自然治癒力について


私たちの身体には、お医者さんや薬品にたよらずともあらゆる病気に打ち勝ち、自然に治ろうとする「自然治癒力」が備わっています。
自然治癒力
例えば、有害物質が体内に侵入しようとした場合、「有害物質から身体を防御する力」、「その防御する力を乗り越えて、有害物質が体内に侵入した場合の攻撃に備える力」、さらに「身体が傷ついた場合に速やかに回復する力」などが身体に備わっています。

これらの自然治癒力がお互い協調しながら働くことで、私たちの身体は守られています。

今回はこの自然治癒力を「防御力」「免疫力」「再生力」「精神力」に掘り下げてご紹介します。

自然治癒力とは?


高齢化社会を迎え、医療費が高騰を続ける中、自分自身の健康は自らの手々で守る時代になりつつあります。
自然治癒力
たとえ健康を害する要因があったとしても、日ごろから健康管理を行うことで、健康寿命を延ばすことが可能になるのです。

なぜなら、私たちの身体には、健康に生活を送るための力があらかじめ備わっているからです。

この素晴らしい力が「自然治癒力」です。

病気やけがを治し、私たちの身体を常に健康な状態に保とうとする力は、医療や薬品に頼らずとも、あらかじめ身体に備わっているのです。

自然治癒力は健康の源


人間にはもともと病気やけがに打ち勝つちからが備わっています。

それを自然治癒力と呼びますが、現代の生活環境には、その自然治癒力そのものを低下させる要因が多くあります。

さまざまなストレッサーや環境汚染物質、食品添加物の氾濫など、医学の進歩を超える勢いで人間の健康を害するものが溢れています。

ヨーロッパには、「医者が包帯を巻き、神が変化させる」ということわざがあります。免疫力アップ
病気やけがは、本来医者が変化させるものではなく、自分自身の自然治癒力が変化させるのです。

いくら医療技術が進歩しても、病気と前向きに闘っていこうとする自然治癒力が弱まると、治るものも治らないという事態になります。

この自然治癒力こそが健康の原点であり、自然治癒力が衰えたときに、人は病気になるのです。

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外から高める「防御力」


私たちの身体は、異物を体内に侵入しないようにするための防御力を全身にもっており、それぞれが独自の防御力によって体を守っています。

以下に、身体の中のさまざまな器官の防御力についてご紹介します。

眼の「防御力」

目の表面は、涙で覆われていることによって、空気中の刺激から守られています。

涙は、上まぶたにある涙腺や結膜から分泌されて、眼がしらにある涙点という穴から排出されます。

涙は様々な働きをする3つの異なる成分の層が重なって眼を守っています。
眼の構造
角膜に接しているのが「ムチン層」で、涙を目の表面にとどめる働きをしています。

ムチン層を覆っているのが、「水層」で、涙の大部分が水層からできています。

そして一番外側にあるのが油層で、涙が蒸発するのをふたのようにして防ぐ働きをしています。

眼の表面は、角膜上皮という細胞でできています。

この細胞は代謝がよく、次々に新しい細胞に入れ替わっています。

したがって、細菌やウィルスが涙の防御をすり抜けて細胞に侵入しても、すぐに古い細胞ととともに涙と一緒に排出されるのです。

鼻の「防御力」

人間は基本的に鼻から空気を取り入れますが、空気中の体に有害なもの(異物)が侵入すると、鼻の防御力がはたらきます。
鼻水
鼻は細菌やウィルスなどの異物を感じると、まず「くしゃみ」で異物を吹き飛ばします。

そして「鼻水」と一緒に異物を洗い流し、体内に侵入させないように粘膜の炎症を起こして鼻をつまらせます。

くしゃみ・鼻水・鼻づまりは、人間の身体を守るための大切な防御力なのです。

口の「防御力」
唾液
唾液は、唾液腺から口腔内に分泌される分泌液です。

唾液の中にはさまざまな殺菌・抗菌作用をもつ抗菌因子が存在しており、細菌やウィルスなどの異物が口の中に侵入したときに、身体を守る働きをしています。

唾液の抗菌因子には、免疫グロブリンやラクトフェリン、リゾチームなどがあり、微生物からの毒性物質の産生と微生物自体の増殖を抑制し、直接・間接的に作用して抗菌しています。

気管・咽頭の「防御力」
気管咽頭
人は呼吸の際に、空気とともに微細な異物を取り込みます。

取り込まれた異物を、気管・咽頭で分泌されている粘膜にからめ、痰として口から排出することで、異物の肺への侵入を防いでいます。

また、気管・咽頭を強く刺激する大きな異物や煙などの有害物質が入り込むと、瞬時に排出しようとして咳が出ます。

これも気管・咽頭の防衛機能の一種です。

皮膚の「防御力」
毛の構造
皮膚は、体の中で最も大きな体積と重量を有する組織であり、紫外線や最近やウィルスなどの外部の刺激から、私たちの身体を防御する重要な役割を担っています。

皮膚や、大まかに表皮・真皮・皮下組織から構成されています。

特に皮膚のもっとも外側にあり、外部からの刺激を防ぐ役割をしているのが表皮です。

表皮は、外側から角質層・顆粒層・有棘(ゆうきょく)層・基底層の4つの層からなっており、角質層は皮膚の最外層として外部と直に接することで、外部の刺激から身体を守る重要な働きをしています。

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中から高める「免疫力」


人間の身体には、細菌やウィルスなどの病原体による病気を抑え込む力があります。

これが免疫力であり、人間が生まれながらにして持っている身体を守る力です。

免疫機能を司る白血球

体内に侵入した細菌やウィルスなどの異物から身体を守る免疫システムを担っているのが「白血球」です。

白血球は骨の中で生まれます。

骨の中には、骨髄というスポンジ状の組織があり、多能性幹細胞(造血幹細胞)という特殊な細胞がつまっています。

この多能性幹細胞からさまざまな細胞が分化して誕生しています。白血球

多能性幹細胞からうまれる白血球は、顆粒球・リンパ球・単球に分けられます。

顆粒球はさらに好中球、好塩基球に、リンパ球はT細胞、B細胞、NK細胞に分けられます。

二つの免疫システム

免疫機能は、用途の違いによって「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類に分けられます。

体内に侵入した異物を直ちに排除する「自然免疫」と、侵入した異物の情報をリンパ球が認識し、その情報に基づいて特定の異物を排除する「獲得免疫」が存在します。

自然免疫と獲得免疫

自然免疫


自然免疫は、生まれつき体内に備わっている免疫の仕組みで、生体防御の最前線に位置しています。

これは、生物の進化上最も古くから存在する機能で、主に好中球(顆粒球)、マクロファージ、NK細胞などが担っています。

自然免疫は、緊急事態が発生したときに、なによりも迅速な対応が求められる段階で機能し、発見した異物を直ちに排除する働きをしています。

自然免疫の代表「好中球」

自然免疫のなかで、中心的役割を担うのが、好中球です。

好中球は血液の中で循環しているものと、血管の内壁に付着しているものがああり、それらをあわせて80−500億個が機能しているといわれています。

また、血液細胞の巣である骨髄には、さらに10−30倍の好中球が緊急事態に備えて待機しており、異物の侵入の際現場へ急行します。
好中球
好中球の寿命は1−2日です。

細菌などの侵入により血管に傷がつくと、その部位で「インターロイキン-8」とよばれる物質が作り出され、好中球はこれを指標として現場である炎症部に向かいます。

細菌と出会った好中球は、細菌を食べ、殺菌する働きをしています。

これを貪食(どんしょく)といい、数分の間で10-15個の細菌を食べるといわれています。

細菌を食べつくし役割を果たした好中球は、自分自身もダメージをうけ、次々に死んでいきます。

死んだ好中球の細胞は、マクロファージという別の細胞に貪食されることで炎症が落ち着きます。

異常な細胞を殺す 「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」

NK細胞は、その名の通り「生まれながらの殺し屋」と呼ばれ、自然免疫で活躍します。
NK細胞
主な働きは、外部からの侵入者というよりもがん細胞などの体内で生まれた異常細胞を殺すことです。

T細胞やB細胞などのリンパ球とは違い、病原体の感染経験がなくても、異物を特定することなく(非特異性)、がん細胞などの異常細胞を破壊する力を持っています。

全身を構成する多くの細胞は、個人を特定するためのMHCというたんぱく分子を持っています。

NK細胞は、体内を監視しているときに、このMHC分子を持っていない細胞を見つけると、異常な細胞として認識し、NK細胞内の殺傷たんぱく質を振りかけて攻撃します。

侵入者を食べて処理する「マクロファージ」

マクロファージは、血液中にある白血球の約5%を占める免疫細胞です。
マクロファージ
マクロは「大きい」「長い」、ファージは「食べるもの」「細胞を破壊する細胞」を意味し、このことから「貪食(どんしょく)細胞」とも呼ばれています。

マクロファージは、細菌やウィルスなどの病原体、免疫細胞の残骸などを貪食します。

この貪食作用は、外部からの病原体を処理するだけでなく、壊れてしまった自分の細胞や血小板の働きで固まった血液を食べる働きもしています。

また、たばこの煙や食品中の有害物質など、発がん性のある物質にさらされても簡単にがんにならないことも、マクロファージを含む免疫細胞の働きです。

がん細胞は、細胞核に存在する遺伝子が発がん物質の影響でダメージを受けることによって、通常の細胞が変異し強力な増殖能力を獲得したものです。

免疫はこのような”細胞の失敗作”も認識して、マクロファージによって処分します。

そのため、がん細胞が発生しても、収拾がつかないほど増殖する前に処分できるのです。

マクロファージは貪食作用のほかに、異物が体内に侵入したことをほかの免疫細胞に知らせる役割も持っています。

これを「抗原提示」といいます。

これは、全身の免疫細胞が臨戦態勢になるきっかけを与える重要なものです。

異物を取り込んだマクロファージは、その残骸を細胞の表面に提示します。

残骸を体の表面にくっつけておくことで、体内に侵入者がいることをヘルパーT細胞などに知らせる大切な役割をしています。

また、アメーバ状のマクロファージは、存在する場所によって姿を変え、全身のあらゆる場所に存在します。

そして、たとえ同じ細胞であっても、分布位置によって名称や戦う相手が異なるのです。

例えば、脳ではグリア細胞とよばれ、偽足という伸縮する足を多く持つ形をしています。

肝臓ではクッパ―細胞といい、門脈や肝臓に入った異物の処理をします。

肺の肺胞マクロファージは異物を飲み込み処理をします。

獲得免疫


獲得免疫は、生まれつき備わっている自然免疫に対し、出生後に病原体と接触する経験をしたとき、二度目に感染しても発病しないようにするシステムです。

獲得免疫は、侵入した外敵と戦うだけでなく、記憶細胞という特殊な機能をもつ細胞に変化することで、過去にどのような敵と戦ったかを記憶する役割も持っています。

自然免疫の実働部隊が、好中球やマクロファージであるのに対し、獲得免疫の実働部隊はT細胞やB細胞などのリンパ球です。

免疫の司令塔「T細胞」
T細胞

T細胞にはいくつかの種類がありますが、主なものは「ヘルパーT細胞」「キラーT細胞」「サプレッサーT細胞」の3つです。

これらのT細胞が体内に侵入してきた病原体などに対し攻撃をしてくれています。

ヘルパーT細胞は、免疫の司令塔のような役割をしています。

ヘルパーT細胞自身は、体内で起きている異常をキャッチする能力をもっていません。

ここで登場するのがマクロファージです。

敵と遭遇したマクロファージは、貪食した病原体などの断片を細胞表面に提示することで、その情報をヘルパーT細胞に報告します。

それをみたヘルパーT細胞は、B細胞に敵を捕まえるための抗体をつくらせ、キラーT細胞に敵を殺す指令をくださいます。

キラーT細胞は名前の通り「殺し屋」です。

キラーT細胞は、ヘルパーT細胞からの指示を受けて、能力を発揮します。

この威力はとても強く、がん細胞にも攻撃し、殺してしまうほどです。

健康な身体でも、がん細胞は毎日3000-5000個ほど生まれているといわれていますが、キラーT細胞やNK細胞が活躍してくれているおかげで、毎日がん細胞は破壊され、がんの発症を抑制しています。

また、キラーT細胞とB細胞が暴走しないように見守る、サプレッサーT細胞というものがあります。

二つの細胞が、過剰な攻撃をしたり、武器をむやみにつくらないように監視をし、免疫反応を終了へと導きます。

このように、T細胞にはそれぞれ異なる働きの細胞があり、全身を監視することにより、私たちの身体は防御されています。

敵を記憶する「B細胞」
B細胞
B細胞の役割は、体内を循環しながら病原体などの侵入者を発見し、その侵入者だけに反応して敵の毒素を無毒化したり、敵の機能を破壊する物質をつくりだしたりすることです。

侵入者のことを「抗原」、作り出された物質を「抗体」といいます。

このように、適切に敵を認識してそれに対する防御が作動することを「抗原抗体反応」といいます。

抗体は、免疫グロブリンというたんぱく質でできている物質で、特定の侵入者に対抗するための専用の武器となります。

B細胞は、抗体をいつまでも温存し、もしも二度目の攻撃を受けた際には、より速やかに攻撃できるように準備しておきます。

特に、このような敵を覚えておく役割を新たに引き受けたB細胞を「メモリーB細胞」といいます。

このようにわたしたちの身体は、自然免疫と獲得免疫の働きによって守られているのです。

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驚くべき「再生力」


私たちの身体は、損傷すると、損傷したところを自ら修復させようとします。

いわゆる、再生力といわれるものです。

この損傷した組織の修復はどのようにおこなわれるのかをご紹介します。

再生力と幹細胞

トカゲはしっぽを切られても、切り口から再びしっぽをはやすことができます。

イモリは足を切られたとしても、足を丸ごと再生することができます。

しかし、人間は簡単に再生することはできません。

それは、人間の身体の機能が高度に複雑化し、高い知能と汎用性の高い運動能力を獲得する方向に進化を遂げたからです。

その結果、万が一に備える自然治癒力はあるものの、臓器の再生を一からやり直して、元の状態に戻す機能は衰えてしまいました。

一般的に生命体は、高度に進化していくことで、再生力がどんどん低くなっていくといわれています。

しかしながら、完全に再生力がなくなったわけではありません。

けがをしても、しばらくすると傷が治っているのは人間に再生力があるからなのです。

この再生力は、生理的再生と病理的再生の二つに区別されます。
髪の毛
生理的再生は、皮膚や毛、爪など全身の多くの細胞が一定の割合で生まれ変わるものをいいます。

他方、病理的再生はけがや病気で失われた組織の修復を行うものをいいます。

再生力とは、細胞の集合体としての完成度をどれだけ維持し、再生できるかの能力を指します。
骨折
すべての生き物の身体は細胞でできており、心臓や脳、皮膚などすべてが細胞の集合体です。

そして、それぞれの細胞は役割をもって働いており、その中に「細胞を生む」ことを担当する細胞があります。

これを「幹細胞」といいます。

幹細胞は、傷ついたり古くなったりしてしまった細胞を入れ替えるため、新しい細胞をつくったり、けがや病気で失われた細胞を新しく再生する働きをしています。

臓器が損傷し、修復が必要となった場合、損傷部位の近くにある幹細胞が、自分を複製して幹細胞の枯渇を防ぎつつ、どの臓器のどの細胞がどの程度損傷したのかを確認し、新たな細胞に返信します。

そして、この幹細胞は、どのような臓器に変身できるかなどの能力によって分類がわかれています。

組織幹細胞による再生力

私たちの身体の中に存在する幹細胞を組織幹細胞といいます。
幹細胞
造血系の組織や、皮膚をはじめとする上皮系の組織は、組織が日々生まれ変わっているので、組織の維持やけがなどの不測の事態に備えた再生力と予備能力をもっています。

例えば、骨髄には造血幹細胞があり、赤血球や白血球などの血液細胞をつくっています。

血液を多少採取されても、元のレベルに戻るのは、造血幹細胞の働きによるものです。

内臓では、特に高い再生力を持っている肝臓は、外科的に3分の2程度まで切除しても元の大きさに戻ります。

胃や腸は、3分の1程度切除すると元の大きさまで戻ることはありませんが、胃や腸の粘膜だけをみれば、非常に高い再生力を持っています。

つまり、それぞれの臓器に再生力の高い細胞は存在しているものの、それぞれの再生力は異なっているのです。

生理的再生


皮膚や毛、爪など、細胞の生まれ変わりが一定の割合で行われるものを生理的再生といいます。

ここでは代表的な「毛」についてみていきます。

毛の再生

私たちの身体に生えている毛の再生にも、幹細胞が関与していることが知られています。
毛根部
私たちの毛は、毛を産生する毛包を主体に、表皮から上の部分を「毛幹」、表皮より下の部分を「毛根」と呼びます。

毛根部の一番下の膨らんだ部分は「毛球」といい、この先端部に毛乳頭、毛母細胞があります。

毛乳頭は、周囲に網の目のように張り巡らされている毛細血管を通じて、髪の毛を発生させるために必要な栄養素や酸素を受け取ります。

その栄養素が毛母細胞にいきわたることで細胞分裂し、どんどん毛を成長させていきます。
つまり、毛乳頭の毛母部分が毛の発生や成長を司っているのです。

毛母細胞がある限り、いくら抜いても毛は次々と再生していきます。

この毛母細胞を生み出しているのが毛包幹細胞です。

発毛司令塔「バルジ領域」

毛根部には、発毛の司令塔といわれる「バルジ領域」という部分があります。
バルジ領域
そもそもバルジ領域が発見されたのは2000-2001年と最近のことです。

バルジ領域には「色素幹細胞」と「毛包幹細胞」という二つの幹細胞が存在し、毛の生成において重要な細胞をつくりだす働きをしています。

毛包幹細胞のそれぞれが細胞分裂することで、毛母に細胞の元を供給します。

毛包幹細胞は”元になる細胞”と呼ばれており、毛を作る構造の大部分を作り出すといわれています。

毛根を包む筒状のものである毛包の下部には、毛母細胞や毛乳頭があり、新しい毛が育つ場所であると考えられています。

色素幹細胞とは、字のごとく色を作る細胞であり、毛の色を供給する色素細胞を生み出しています。

色素幹細胞には、細胞分裂を際限なく繰り返し増殖できる機能があります。

そして、色素幹細胞と毛包幹細胞が同時に活性化することにより、色のついた髪が繰り返し再生するといわれています。

バルジ領域において毛包幹細胞と色素幹細胞がしっかり働くことで発毛が促されるのです。

毛の再生・サイクルのスピード

毛には「毛周期」と呼ばれる生えかわりのサイクルがあります。
毛のサイクル
毛母細胞が分裂をはじめると、皮膚の下のほうで新しい毛が再生され、毛細血管から栄養素を取り込みながら太く伸び、表皮の上へでてきます。

この時期が成長期です。

その後、毛母細胞の分裂が止まって毛が抜ける準備をする退行期に入ると、毛乳頭と毛の結合が緩み、毛が上へ押し上げられます。

さらに休止期に入ると、毛と毛乳頭が完全に離れて自然に抜け落ちます。

このように、毛は成長期・退行期・休止期を一定の周期で繰り返し、再生していきます。

また、毛包幹細胞が成長期・退行期・休止期において、細胞分裂を繰り返すことで毛を再生しています。

細胞分裂の活性が低下すると、毛の再生・サイクルのスピードが遅くなるなど、毛周期の異常が起こります。

けがや病気に対する病理的再生


怪我や病気で失われた組織の修復を行うことを病理的再生といいます。

ここでは「骨」と「肝臓」の再生についてご紹介します。

骨の再生

骨はとても硬く、一見単純な組織にみえますが、さまざまな細胞がかかわり、常に新陳代謝が行われている活発な組織です。

骨組織には、血管や神経があり、さらに骨を支える筋肉も付随しています。
骨髄
また、関節に面する骨端は、関節軟骨によって覆われていることで関節の可動性を高めています。

骨の内部には骨髄というゼリー状のものがあります。

この骨髄には、赤血球・白血球などの血球系の元になる造血幹細胞と、筋肉細胞・線維芽細胞・骨芽細胞などの元となる間葉系幹細胞があります。

このように、骨は筋肉や血管、骨髄などから構成されており、骨を再生するということは、これらの組織を含む器官をつくるということにつながるといえます。

骨折の再生は自然治癒の代表

骨には、破骨細胞と骨芽細胞という二つの細胞があります。

骨が常に新陳代謝を繰り返し、新しい状態に保たれているのは、二つの細胞が協調して働いている成果です。

この働きを骨のリモデリングといいます。

骨のリモデリングは、骨吸収(骨を溶かす)と骨形成(骨をつくる)が繰り返されることによって成り立っています。リモデリング

骨芽細胞は、骨髄の間葉系幹細胞から分化した細胞であり、破骨細胞は血球系の幹細胞である造血幹細胞から分化した細胞です。

骨は非常に自然治癒力が高く、些細な骨折であれば骨芽細胞の働きによって元の形に近い形に修復されます。

この修復過程では、骨の血管からの出血による血腫の形成後、折れた部分の骨膜には骨芽細胞が集まってきて増殖をはじめます。

やがて、骨芽細胞が網目状の仮骨(かこつ)と呼ばれる線維組織をつくり、そこにカルシウムが沈着して骨が徐々に硬くなっていきます。

仮骨は、破骨細胞の働きによって不要な部分が吸収され、多くの場合は、元の骨の形に整えられていきます。

骨折しても、元の形に戻して固定しておけば自然に再生するのは、このようなしくみがあるためです。

肝臓の再生

肝臓はほかの臓器に比べて、非常に高い再生力をもつことが知られています。
肝臓
正常な肝臓の場合では、炎症によって壊死した細胞や切除によって失われた肝臓を修復して元通りに再生させることができます。

このとき同時に、「代謝」「解毒」「貯蔵」「胆汁の生成・分泌」という肝臓本来の機能も正常に戻すことができます。

このように人間の内臓の中でも再生力のある肝臓ですが、その再生力には限度があります。

肝硬変や肝不全などの慢性的な肝疾患などの病気では、何度も幹細胞の破壊と再生を繰り返す間に、組織が線維化を起こしてしまい、次第に幹細胞の再生が難しくなってしまうといわれています。

肝臓の再生力を維持するためにも、肝機能を正常に保ち、慢性的な肝疾患は悪化させない、繰り返さないという日常生活での注意が必要です。

肝臓の再生力を担う肝細胞
肝臓の再生力
肝臓は、なぜほかの臓器にはない高い再生力があるのかは、現在のところ完全には判明していません。

わかっている限りでは、ほかの細胞にはない肝細胞独自の性質によるものといわれています。

<染色体説>

通常、細胞に含まれる染色体は46個ですが、肝細胞の中には、核を二つ持ち、通常の2-3倍の染色体を備えた細胞も数多く存在します。

そのために、肝臓はほかの臓器よりも早く細胞を増殖させて、再生することができるのではないかといわれています。

<肝細胞の肥大化による再生説>

肝臓は、まず肝細胞の肥大によって再生し、肥大だけでは不十分な場合のみ分裂して、その数をふやすのではないかという説があります。

このことから肝再生では肝細胞の肥大化が重要であるということが確認されたとしています。

臓器の再生に大きく影響する血管新生


血管は、自分自身を修復するだけでなく、ほかの臓器の自然治癒にも積極的に関与しています。
血管新生
身体の一部や臓器が損傷されたとき、血管も当然損傷されますが、細胞は常に栄養素や酸素の供給を求めているため、損傷した血管を再生する必要があります。

このように、既存の血管から新たな血管枝が分岐して血管網を構築することを血管新生といいます。

また、生命の発生から個体を形成していく過程で、既存の血管がないところに、新たに血管網が形成されることを脈管形成といいます。

血管新生には「生理的な血管新生」と「病的な血管新生」があります。

たとえば、生理的な血管新生は胎児の血管形成時や身体の成長時につくりだされます。

他方、病気的な血管新生は、けがによる組織の修復時や網膜症による虚血、関節リウマチによる炎症、がん細胞が増殖し続けるときなどに作り出されます。

がんについては、この仕組みを逆手にとって血管新生を阻害する薬を抗がん剤として利用する方法があります。

がんと血管新生

血管新生のしくみ

血管新生の形成にはいくつかの段階があります。
血管新生
まず、血管新生促進因子が産生されることが、血管新生形成の引き金になります。

血管新生促進因子には、血管の内側を覆う血管内皮細胞を増殖させ、血管形成を促すものが多くあります。

その中でも、最も強力な因子として知られているのが、血管内皮増殖因子(VEGF)といわれるものです。

血中のVEGFは、血管内皮細胞の受容体(VEGFR)に作用すると、血管内皮細胞はMMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)とよばれる物質を分泌します。

MMPは、血管の基底膜を分解することで、血管壁の細胞間の隙間を広げます。

そこに内皮細胞が増殖することにより、新しい管腔ができ、その周囲に周皮細胞が発生することで安定した血管となります。

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心を高める精神力


自然治癒力を活かすためには、精神面も整えることが大切です。

心のあり方は、けがや病気などの外的な治癒力にも大きな影響を与えています。

呼吸と治癒力の関係

呼吸は、ただ単に身体に酸素を取り入れるという単純な作用だけではなく、心の状態にもかかわりがあります。
呼吸
呼吸は、意識せずにいてもきちんと行えるものであると同時に、意識してコントロールできるものでもあります。

心身医学や精神神経免疫学の臨床上の実践において、呼吸を自発的にコントロールすることの重要性も注目されています。

つまり、呼吸によって意識の状態を変えることは、呼吸が「心の状態」を大きく左右するものであるということがわかります。

心の状態というのは、呼吸に大きく現れます。

焦っているときやイライラしているときは浅く速い呼吸、心が穏やかなときは深くゆっくりな呼吸というように、心の状態によって呼吸も変わります。

また、呼吸・生命活動・心の状態は深いかかわりがあると考えられており、自律神経のバランスや内臓の働きを整える役割があるといわれています。

つまり、呼吸は自然治癒力を活かす基本条件ともいえるのです。

”笑い”は免疫力を上げる?

「笑い」はストレスの解消と免疫力のアップにつながるといわれています。
笑い
細菌やウィルスなどの異物から身体を守るNK細胞は、笑いによって数が増え、働きが活性化するといわれています。

また、笑うことによって脳内の「エンドルフィン」「ドーパミン」「セロトニン」などの神経伝達物質が増え、ストレス状態を解消しプラス思考になるといわれています。

エンドルフィンには、アルファ・ベータ・ガンマの3つがあり、そのなかでもβ(ベータ)ーエンドルフィンは、苦痛を取り除くときに最も多く分泌されます。

また、物質の構造が麻薬のモルヒネと似ているため、「脳内モルヒネ」とも呼ばれており、鎮痛作用があるといわれています。

ドーパミンは、やる気やモチベーションの維持にかかわる神経伝達物質であり、ストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌を抑え、ストレスや憂鬱な気分から解放する働きがあるといわれています。

セロトニンは、心を安定した状態に保ち、穏やかさを生み出してくれる神経伝達物質といわれています。

セロトニンが分泌されるとストレスから解放され、不足すると睡眠障害などに悩まされることになります。

信じていれば効果あり?プラシーボ効果

プラシーボ効果とは「思い込み」が身体に影響を及ぼすことをいいます。
プラシーボ効果
薬効成分を含まない偽薬の服用、思わせぶりにだされた砂糖水の飲用、あるいは切り傷を少しつけただけの偽手術、患者に対する医師や看護師の自信に満ちた親密な態度など、効果を示すはずがないと考える行為によっても、時にそれを受けた人が身体的あるいは精神的変化を起こすことが広くしられています。

この「効かないはずのものが効いた」という、一般に広く認められるものの科学的には説明不可能な治癒現象を、プラシーボ効果といいます。

現在では、偽薬や偽施術そのものに薬理学的な効果はなく、それらを用いた施術行為の周辺事象のすべてが、人間の心身にポジティブな影響を及ぼすものだと考えられています。

その詳細な解明はいまだにされていませんが、心理的要因が身体に影響を及ぼすということは、注目すべき現象です。

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自然治癒力を高める生活術


自然治癒力の「防御力」「免疫力」「再生力」「精神力」の4つの力を高めるためには、普段の生活において食事や運動など生活習慣に気を付けることが大切です。

ここでは、自然治癒力を高めるための生活術をご紹介します。

防御力
防衛力
<唾液の量を増やす>
唾液の分泌は、年齢とともに減少していきます。

唾液の分泌量の減少は、殺菌作用の低下を意味し、それに伴って口の中に細菌やウィルスなどが増殖したり、虫歯の原因となるなどさまざまな体の不調をもたらします。

唾液を増やすためには、水分を多くとることや食べ物をよく噛むなどの工夫が大切です。

<肌を守る紫外線対策>
紫外線には、肌にダメージを与える大きな原因の一つです。

紫外線は、波長の長い順にUV-A、UV-B、UV-Cと呼ばれる種類があります。

中でも、UV-AとUV-Bは二つともに肌に悪影響を与えます。

UV-Aは基底層や真皮にまで到達し、しみの原因となるメラニン色素を大量生産します。

UV-Bは表皮に影響を与える紫外線で、皮膚に炎症を引き起こします。

紫外線を防止して肌を守るためには、日焼け止めを塗ることが大切です。

特に4-5月にかけては紫外線量が急激に増えるため注意が必要です。

免疫力
免疫力
<体温を上げる>
体温が下がると、血管が収縮して血行が悪くなることで、体内に侵入した異物を攻撃する白血球が集まりにくくなり、細菌やウィルスを撃退することができず、病気になりやすくなります。

免疫力が正常に保たれる体温は36.5度程度であり、体温が1度さがると免疫力が約30%低下し、逆に1度上がると一時的に最大5-6倍アップするといわれています。

<腸内環境を整える>
腸の中には、善玉菌と悪玉菌、日和見菌が存在し、善玉菌が多いと免疫力がたかまります。

脂質の多い食事やストレス、冷えなどで腸が活性化しなくなってしまうと、悪玉菌が増えすぎて免疫力が低下します。

善玉菌を増やすには食物繊維などを積極的に摂ることがおすすめです。

再生力
再生力
<骨の再生>
骨折したときには、その部位の骨代謝が盛んにおこなわれます。

そのときにバランスの良い食事がしっかり摂れていれば、骨代謝が好循環して治癒期間を短縮することが可能です。

また、骨折しているときに食事でとりたい栄養素には、骨たんぱく質である1型コラーゲンの合成を助けるものと、カルシウムの吸収を助けるものがあります。

・コラーゲンの合成:コラーゲン・ビタミンC・鉄など
・カルシウムの吸収:カルシウム・ビタミンD・ビタミンK・マグネシウムなど


<肝臓の再生力>
肝臓の再生力を高めるために、破壊された肝細胞の再生に重要なたんぱく質や肝臓の代謝活動を促進するビタミンB群をとるのが効率的です。

痛んだ肝細胞の修復には、脂質の少ない肉や魚、卵、大豆製品などの良質なたんぱく質が必要とされています。

<血管の再生>
血管により食べ物とは、血液をサラサラにしてくれる野菜や海藻類、血栓を溶かす作用がある納豆やクエン酸を含む食べ物、血管を丈夫にするたんぱく質を含む食べ物などがあります。

これらの血管により食べ物をバランスよく食べることは、動脈硬化などの疾患を防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞といった病気の予防や変化につながります。

精神力
精神力
笑いは、自律神経や脳内神経伝達物質に影響を与え、心を和らげることによって、免疫力を高めると考えられています。

脳の活性化と免疫力の強化という一石二鳥の効果をもたらす笑いの大切さを、私たちは改めて認識する必要がありそうです。





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免疫力を高めるかんたんエクササイズ♪


冬場は室内外の寒暖差や空気の乾燥で喉や鼻の粘膜が乾き、ウイルスにかかりやすいといわれています。自然治癒力
ウイルスや細菌と戦うためには、免疫力を高めることが大切です。

十分な栄養や休養に加えて、適度な運動習慣が免疫力を高めることにつながります。

誰もが風邪やインフルエンザの感染を避けたいと思うでしょう。

高齢者は特に、感染後に肺炎を発症するなど重症化しがちなので注意が必要です。

免疫力を高めるには?


運動と栄養、休養のバランスが免疫力の維持には欠かせんません。

ただ、運動といってもハードすぎる運動は逆効果になります。

たとえば、フルマラソンに出場した選手の5〜7割は、2週間以内に風邪の症状が出るという報告があります。

また、運動選手がヘルペスなどの感染症にかかりやすいといった報告もあるようです。

免疫力アップには、適度な運動で血流を促進し、体温を上げることが有効です。

通勤や買い物の道中に30分ほどウオーキングしたり、軽い筋刺激運動やかかと上げ運動をしたりするといいでしょう。

そうはいっても、寒い季節は継続的に体を動かすのが難しいと感じる人も多いかもしれません。

そこで、室内で楽しみながら取り組めるエクササイズをご紹介します。

耳さすりのやり方


まずご紹介するのは、血行をよくする「耳さすり」。耳さすり

人さし指と中指の間で耳を下からはさみ、周りの皮膚を上下にさすります。

耳は脳頭蓋のうち蝶形骨(ちょうけいこつ)(身体全体を調整する役割を持つ)とつながっており、耳周りが緊張すると横隔膜や内臓、全身に伝わるといわれています。

耳に働きかけることで、視神経や脳に加え、自律神経を刺激するので、全身の緊張がほぐれるのです。

「耳さすり」で耳周りが温まったら、続いて「耳伸ばし」にチャレンジしましょう。

耳たぶを下に伸ばし、さらに横と上にも伸ばします。

指ではさんで力を入れすぎず、5秒から10秒ほどかけてふんわりと優しく引っ張ります。

「エア縄跳び」のやり方


次に、室内でも取り組める有酸素運動として、「エア縄跳び」をご紹介します。
エア縄跳び

薄い冊子を筒状に丸めたものやラップの芯などを両手に持つことで、縄を使わなくても縄跳びの動作がしやすくなります。

これらの“エア縄”を回しながら、縄跳びをするイメージで足腰を柔らかく使います。

床からは跳び上がらずに、かかとが浮くようにふわふわと上下に動いてみましょう。

こうすることで、膝にも負担がかかりません。

これを30秒ほど続けます。

少しずつチャレンジして、慣れてきたら3〜5セットを目標にしましょう。

余裕があれば、重心を左右の足に移しながら取り組んでもよいでしょう。

「二―ベントウォーク」のやり方


体温を上げるには、熱を生み出す筋肉を増やすことが必要です。

特に、カラダの筋肉の2/3を占める下半身を重点的に鍛えましょう。

おすすめはニーベントウオーク(膝曲げ歩き)です。
二―ベントウォーク

軽く腰を落とし、腰と頭の高さを変えずに左右に3〜4歩ずつ往復すします(これを1〜3セット)。

体を反らさないように、中腰を保って移動しましょう。

横移動に慣れたら、腰の位置をキープしつつ、斜め前に1歩ずつ進みます。
ジグザグ歩行
ジグザグ歩行

膝に負担がかからない範囲で、無理なく取り組むのがポイントです。

週に3回程度が目安となります。

前進をマスターしたら、同じ要領で後ろに進む動きに挑戦してもよいでしょう。

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感染予防にはマスクの着用や手洗い・うがい、部屋の湿度調整も大切です。

適度な運動で人間本来の免疫力を高め、風邪やインフルエンザの季節を乗り切りましょう♪

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スロースクワットで免疫力を向上♪


下半身は、身体全体の筋肉の2/3を占めています。

年齢を重ねると下半身から筋力が衰えていき、免疫力が低下し、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。

健康寿命を伸ばすためには、いくつになっても自分の足腰で歩けるよう下半身の筋力を強化しておく必要があります。

下半身の筋力を強化したいと思ったら、まずはスクワットが思い浮かびますよね。

今回は、スクワットで効率よく筋肉を太くする方法についてご紹介します。

下半身を効率的に鍛えられる「スロートレーニング」って?


下半身を鍛えるのにお勧めなのは、ゆっくりとした動作で筋肉を緊張させ続ける「スロートレーニング」です。

自分の体重をおもりとして使うスクワットは負荷が低いため、通常は、回数を増やさなければなりません。

ゆっくりとした動作で行うスロートレーニングは、少ない回数でも効率よく筋肉を太くすることができるので、中高年や運動不足の人にも向いているのです。
スロースクワット
スロースクワット

スロートレーニングのスクワットを10回やれば、普通の方なら筋肉がパンパンに張ってきます。

通常のスクワットは屈伸を繰り返しながらポンプのように血液を送り出すので、血流もスムーズです。

対して、スロトレのスクワットは、動きを止めず、立ちきらないまま、筋肉に力を入れ続けます。

これにより血管が圧迫されるので、血流が制限を受け、筋肉の中が酸素不足になるのです。

スロートレーニングでは、筋肉を緊張させ続けることにより血流が阻害され、筋肉への酸素供給が滞ります。

筋肉の内部を化学的に過酷な状態に置くことができるのです。

すると、さまざまな成長因子の分泌が促されます。

その中には、筋肉を太く成長させるだけでなく、脂肪分解を促進する作用を持っているものもあります。

つまり、“若返り”の効果があるといわれている成長ホルモンの分泌も活性化することができるのです。

スロートレーニングのコツ


スロートレーニングで行うスクワットは、動きを止めないことがコツです。

筋肉を緊張させ続けながら常にゆっくり動作して、上半身を戻すときも、完全に直立しません。

3秒かけて沈み込み、3秒かけて立ち上がるのが目安で、10回ほど繰り返すとよいでしょう。
スロースクワット

スロートレーニングも続けていくと筋力がついていきます。

すると同じ負荷で繰り返していたのでは、筋肉に対して十分な刺激にならなくなります。

その場合、1〜2kg程度のダンベルや2リットルのペットボトルなどを持ってやってみるのもいいでしょう。

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